第5章 偽兄妹の交わり$
$$$↓ここより宇髄裏。兄妹設定。言葉責め?何でも許せる人向け。
あれ?宇髄さんの匂いだ。
白藤さんの部屋?
情報共有かな?
俺も行った方が良いだろうか?
「白藤……」
「兄さん」
えぇっ!?
今、接吻してた?
白藤さんと宇髄さんってそういう!?
あれ、でも宇髄さんには奥さんが…
「キャー」
よく見てみれば、炭治郎以外にも何人もの人間がこの部屋の様子を盗み見ているようだ。
「あの色男、あの娘の兄貴なんだろう?」
「妹に懸想(けそう)とはねぇ」
あぁ、そう言えばそういう設定の芝居だった。
だからか。
ガタンっ。
部屋の中で何かが倒れる音がする。
「ずっと、お前に恋い焦がれていた…」
「でも、兄さん。私、昨日……」