第35章 参戦!柱稽古へ$(宇髄裏)
「なぁ白藤。こっち来て座んね?」
「……えっと、まだあと三周残ってて……」
「脱水になるとまずいからな。ほら、こっち来い」
水をちらつかせ、白藤を呼び寄せる。
「ほら、飲めよ」
宇髄に手渡された竹筒の水をごくごく飲む白藤。
「…ありがとう、ございます…」
ふぅ、と一息ついたところで、宇髄が口を開く。
「まず、お前は体力がねぇ。そこを突かれないように気を付けろ。回復が使えんのはお前だけなのは変わんねぇからな」
宇髄が白藤の背後に回る。
「あとなぁ。お前さらし巻くの下手過ぎ。こんなんじゃイタズラされるぞ?」
宇髄の手がさらしに伸びてきて、胸元を指が行き来する。
わざと敏感な先端を指で引っ掻いてやると、びくりと白藤の体が震える。
「ん…///」