第36章 130,000PV御礼読切 麗しの君は
「うーん、これはこれは。面白い薬ができましたね」
にっこりと笑う胡蝶の手には薬瓶が一つ。
「これを三倍に希釈して…」
出来上がった薬を小瓶に小分けする。
「ふふっ。さて、いつ使いましょうか?」
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「おーい、胡蝶。頼んでた薬出来てるかあ?」
胡蝶は意味あり気に微笑んで声のする方へ向かった。
「お久しぶりです、宇髄さん。準備出来てますよ」
いつも通りにっこりと微笑んでいる胡蝶を怪しむ風もなく、出来上がった薬を取り出す宇髄。
「こんな少なくて良いのか?」
「精力剤とはいえ、それ以上の量を飲んだとなれば奥方様たちも無事ではいられませんでしょうから。のみ薬と塗り薬を用意してあります。効能はお楽しみで」
「へーへー」