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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第35章 二人


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食事も終わり、墓参りに持参する為におはぎを作り始めた白藤。

「すみません、時間大丈夫ですか?」

「問題ない、寧ろ夕刻の方がお前には都合が良いだろう」

ぽんと冨岡の手が白藤の頭に乗せられる。

「でも遅くなると鬼が…」

「誰が隣にいると思っている…」

確かに。
柱が護衛など優遇されている。

「お前が心配することはない」

「はい。では、参りましょうか。準備もできたことですし」

おはぎを手に冨岡の手を握り、二人で屋敷を出る。

「冨岡さんのお姉さん、どんな人だったんですか?」

「物腰が柔らかくて笑顔の似合う人だった。あぁ、芯が強いところはお前と一緒だな。祝言の前の晩、鬼に喰われて亡くなったんだ」

「そうですか。祝言の前に…でもきっと、冨岡さんのお姉さんですから素敵な方だったんでしょうね」

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