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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第34章 今夜はお気の済むまま$ 冨岡夢


心配そうに冨岡の羽織の裾を掴む。



「別にどこも悪くない…」

「私が藤の屋敷にいない間に深手を負ったとかじゃないんですよね?」

「ああ」

「良かった、です…」



安心したらちょっとだけ涙が出てきました。



「大袈裟だ…」

「どうしたんだ、お前ら。冨岡、何白藤泣かせてんだよ」

「泣かせていない……」

「宇髄様、今のは私の勘違いで…」

「勘違いだぁ?理由が何であれ、女泣かせる様な甲斐性無しにコイツは渡せねぇよ」



宇髄様に手を握られて、不覚にもちょっとだけ鼓動が跳ねてしまう。



「……///」

「あらあら、皆さんお揃いで。どうしたんですか?」

「胡蝶様…」



ややこしくなる前に退散したい冨岡としてはとても厄介な相手である。



「聞いてくれよ、胡蝶。冨岡が白藤のヤツ泣かせてんだぜ?ヒデーと思わねぇ?」

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