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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第34章 今夜はお気の済むまま$ 冨岡夢


鬼殺隊本部に担ぎ込まれた白藤は目覚めるなり、当主耀哉の治療を一任され、交わっていた。


昨夜に引き続き媚薬が用いられ、白藤は耀哉の胸元に擦り寄るようにして同衾している。


昨夜が三人相手だったために、御館様の治療は何となく淡白に感じられ、白藤は己の熱を出しきれずにいた。


「済まないね」

「いいえ。すみません、私も…これ以上は…」




不完全燃焼とはこの事だろうか……




「充分だよ。お陰で会話ができる」

「耀哉様!ご無理は…は。申し訳ございません!」

「大丈夫だよ。上弦と戦った天元や無一郎、杏寿郎を回復してくれてありがとう白藤」

「勿体ないお言葉。私は…」

「白藤…あまり自分を卑下しないこと」

「う…はい」

「白藤、急で済まないが今日から藤の屋敷ではなく、義勇の屋敷で生活してくれるかい?」



義勇…?



「………御館様、冨岡さんのことでお間違いありませんか?」

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