第33章 流るるままに$(時透、煉獄、宇髄裏夢)
「やば、癖になりそ……」
「やっ…飲まないで…///」
いやいやと首を振る白藤を見て、煉獄が躊躇し始める。
「宇髄、あまり辱しめるのは…」
「あ?何言ってんだ?」
今が最骨頂だろうが。
「あまり味はしないんですね」
先程まで胸に張り付いていた時透が口を離すなり、感想を述べる。
いやいや、そうじゃないだろう。
女の体から出る分泌液は殆どといって良いほど甘い。
それが、言うに事欠いて味がしないだあ?
宇髄はそれこそ見せつけるように白藤の乳を吸い上げる。
「こんないいもん……他にねえだろ……」
「もっ…吸っちゃ…やっ…///」
スン。
この媚薬の匂い。
改良されてる。
不死川様の血の匂い。
力が、抜ける。
頭がボーっとする。