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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第33章 流るるままに$(時透、煉獄、宇髄裏夢)


「う……私の血鬼術は回復に特化してまして。毒は治療できませんが、傷や怪我を治すことが出来るんです。それが即死に繋がりかねない負傷でも、二十四時間以内に私を抱けば治すことが出来ます」

「あぁ、それでさっき炭治郎の妹に毒焼かれたんだ。で?抱くってこう?」



ぎゅっと抱きしめられる。



「えっと…」



まただよ、可愛い勘違い。



「なぁ、もう見せた方が早くねぇか?」

「え?」


手をわきわきと動かす宇髄。


「うむ!何事も実践あるのみだな!」



止めてくれる人材は居ないのですか!?



「杏寿郎様まで…!」

「?……見せる?」

「ってか、煉獄。お前傷の程度どうなんだよ?時透は毒消しても満身創痍っぽいけどよー」

「あぁ、先ほど憎伯天とやらにやられてな」



腹の傷を見せる煉獄。



「うわ、傷えげつなっ!!ってか見せんじゃねぇ!!」


「見せた方が納得するだろう!!」


「杏寿郎様、あまり大声を出し過ぎれば出血が…!!」
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