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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第32章 半天狗の最後


まだ陽が昇りきってないのに…

宇髄さんだけに任せて良いのか?

でも禰󠄀豆子が!



ガサガサ。


決められない。

これでは、どちらも守れない!



俺は……



「炭治郎君!!」

「白藤さん!」

「禰󠄀豆子さんは私が!鬼を…!」



白藤が着ていた煉獄の羽織を二人で被る。



でも、俺には使える刀が…



ヒュン、ヒュン、ヒュン、ドスっ。



「炭治郎、それを使って!」

「返せっ!!まだ研ぎ終わってないんだっ!!」



絡繰人形から出てきた刀だ。


宇髄さんが斬った鬼の舌は怯の字じゃなかった。


だから、本体は別の場所に……



見えた!



「宇髄さん。その人達を守って下さい!」



炭治郎が最後の力を振り絞り、半天狗の元へ駆ける。

見つけた、心臓の中にいる本体。
それを目掛けて刀を振る。



「ヒノカミ神楽・円舞一閃」



ドン。



「今度こそ、お終いだ。卑怯者。命をもって罪を償え!!」

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