第32章 しおり100拍手200御礼 今夜はお気の済むまま$
心配そうに冨岡の羽織の裾を掴む。
「別にどこも悪くない…」
「私が藤の屋敷にいない間に深手を負ったとかじゃないんですよね?」
「ああ」
「良かった…」
「大袈裟だ」
「どうしたんだ、お前ら。冨岡何白藤泣かせてんだよ」
「泣かせていない」
「宇髄様、今のは私の勘違いで…」
「勘違いだぁ?理由が何であれ女泣かせる様な甲斐性無しにコイツは渡せねぇよ」
「……///」
「あらあら、皆さんお揃いで。どうしたんですか?」
「胡蝶様…」
「聞いてくれよ、胡蝶。冨岡が白藤のヤツ泣かせてんだぜ?ヒデーと思わねぇ?」