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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第31章 110,000PV御礼 流るるままに$


「ったく、無茶してんのはどっちだっての」

禰󠄀豆子の変化を見届けて、気が抜けてからというもの、その場から動けなくなった白藤は宇髄に担がれ、唯一被害の少なかった宿屋に運ばれた。

「ごめんなさい…」

素足で駆けた白藤の足はあちこち擦り切れ、日光が当たったために、ふくらはぎには痛々しい火傷の痕が残っている。

「あんな陽射しの中に出てきやがって。あと少し遅かったら、お前の足が使い物に成らなくなるところだったろ?」

「そうだぞ、藤姫殿。他人の体ばかりじゃなく、自分の体も守らなければな!」

「ところで、どうして僕たちを集めたんですか?」

「そりゃ俺らが負傷してっからだよ」

「それが何か?」

「あぁ、時透は藤姫殿の治療を受けるのは初めてだったか?」

「治療?」

「ほら、白藤」

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