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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第31章 痣の出現


爆血刀の効力が途切れた!!

銃を構え、玄弥が叫ぶ。



「炭治郎避けろ!!」



だめだ!!
判断を誤った!!

この位置じゃ俺にも当たるから玄弥も銃を撃てない!!


体勢を立て直さないと……


鼓を叩く音がする。


ドン。



まずい。
攻撃がくる…!!



バキャ。



近くに生えていた木々が音を立てて龍を模した姿に形を変え、炭治郎に迫っていく。

身動きできない炭治郎を禰󠄀豆子が抱え、寸でのところで攻撃を掻い潜り、飛ぶ。



「禰󠄀豆子!!」



ドサッ。



着地に失敗し、双方ともに地面に投げ出される。



「痛たた…禰󠄀豆子、大丈夫か!?」

「弱き者をいたぶる鬼畜。不快不愉快、極まれり。極悪人共めが」



半天狗の本体を守るようにして現れた新たな鬼の出現に、その場にいた誰しもが動きを止める。

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