• テキストサイズ

鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第30章 半天狗の最後


「ギャアア」

禰󠄀豆子が本体を捕まえようと手を伸ばすが届かない。

スカ。

速い。
追い付けない。
くそ、延々逃げ続ける気だな。

煉獄さんが潰れるまで。

雷の呼吸ってさ。
一番足に意識を集中させるんだよな。

筋肉の一本一本まで空気を巡らせる。
善逸が言ってたように、力を足だけに溜めて、溜めて。

一息に、爆発させる。
空気を切り裂く雷鳴みたいに。

ガキィン。

いけ!!いけ!!
今度こそ、渾身の力で。

「お前はああ、儂がああああ、可哀相だとは思わんのかアアア!!!」

半天狗の本体が巨大化する。

「弱い者いじめをォするなぁぁぁあ!!!」

炭治郎の刀は半天狗の頸を捕らえているが肉を斬りきれずにいる。

巨大化した半天狗が炭治郎の頸を握り潰そうとする。

/ 1830ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp