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鬼滅の刃R18 藤の花嫁
第30章 半天狗の最後
「何で、私なんか助けるんですか…」
宇髄さん一人なら絶対上手く立ち回ったハズだ。
それが、こんなにも重症を負ったのは、私のせいだ。
「好いた女が泣いてりゃあ、助けんのが男の性ってもんだろ?」
どう見ても、重症な男がキザな台詞を口にする。
宇髄天元という男は元来こういう人種だ。
「お前が自分のことどう思っててもなぁ。俺らにはお前が必要なんだよ」
「……絶対治しますから…もう、無茶しないで下さい」
「おー、頼むわ」
とりあえずの応急措置で左腕に宇髄が携帯していた包帯を巻く。
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