第29章 痣の出現
「……そうなんですか?」
ズパン!
ぼとぼとと音を立てて、巨大な蛸足が落ちてくる。
「蛸足が…」
スタっ。
蛸足から解放された時透が着地する。
「俺のために刀を作ってくれて、ありがとう。鉄穴森さん」
$$$
宇髄の攻撃を意図も簡単にかわすと鼓を一鳴らしし、木々の龍に宇髄を追わせる。
やべぇ。
これじゃあ、近づけねぇ。
アイツらとも距離ができる。
厄介な能力だ。
広範囲の攻撃といい、連携が取れない。
次ぎに憎伯天が鼓を打ち鳴らすと、半天狗の本体を隠すように木々がうねる。
まずい。
本体が隠される。
炭治郎が慌てて前に出るが。
ギロ。
憎伯天に一睨みされただけで、動きが止まる炭治郎。