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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第27章 目覚め


終わった。

煉獄さん、すみません。
僕はここで死ぬ。

諦めかけたその時。
炭治郎の姿をした誰かが僕に声をかけてきたんだ。

どうして、そう思うんだ?
先のことなんて誰にも分からないのに。

なんだ?違う。
炭治郎にはこんなこと言われてない。

$$$

くそっ、何処だ!

「玄弥ーーーっ!!」

探してる、探してんだよ。
術か?術で見えねぇのか?
くそっ!!くそっ!!くそっ!!どこだ!!

長引けばこっちが消耗してしまう。

「避けろっ!!」

「は?」

間一髪、振り向いたお陰で錫杖を回避できた玄弥。

錫杖がかすった耳に血が滲む。

そうだ、ここには五体め以外にも鬼がいる。

今は持ちこたえている炭治郎たちも消耗したら、もともこもない。

はっ。

ちっさ!!!

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