第26章 激動
「うわ…っ、玄弥!」
炭治郎の首もとを掴む玄弥の力は徐々に増していく。
「図に…乗るなよ。上弦を倒すのは…俺だ!!!」
「玄弥!!」
「上弦の陸を倒したのはお前の力じゃない。だからお前は柱になってない」
「あっ!うん、そうだよ」
「お前なんかよりも先に俺が…柱になるのは俺だ!!!」
「なるほど!!そうかわかった!!俺と禰󠄀豆子が全力で援護する!!三人で頑張ろう!!」
微妙にズレている会話に宇髄が割って入る。
「おい。話に割って入って悪いがまだ終わりじゃねぇ。つーか、俺も居るから三人じゃねぇ!気ぃ抜くな!!」
「あ、宇髄さん!!丁度良かった。きっと近くに五体めがいます!」
「そういう大事なことはいの一番に伝えろ!!そういうとこだぞ、お前!!次からは派手に仕置きしてやるから覚悟しておけィ!!」
「え?あ、すみませんっ!!」
はっ。五体めの気配!