第24章 それぞれの戦い
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「ちっ、藤血の娘が消えた。一度戻るとするか」
ドカッ。
「うん?」
炭治郎と空喜の交戦。
「どうだ、俺の爪は。この速度、切れ味!!金剛石をも砕く威力だ。震えるがいい。歓喜の血飛沫をもっと上げてみせろ!!」
「お前もな」
バッ。
空喜の顔面に傷がつく。
「カカカッ。何を食らっているのだ、空喜!」
もう一体!?
コイツは……さっきの葉団扇の…
バサッ。
ぐあぁ、風圧で骨が軋む。
メキッ。
傷口が……
耐えろ、耐えろ、耐えろ!
俺は、長男だ!
ガッ。
刀を握り締め、炭治郎が強く踏み込む。
「ヒノカミ神楽 烈日紅鏡」
空喜の脚を斬り落とし、それを掴んで地面を蹴る。
急げ。
禰󠄀豆子と玄弥がいるあの建物に。
ガンっ。
届いた!