第22章 70,000PV御礼悲鳴嶼&伊黒裏 その瞳に映せしは…$
「あら、悲鳴嶼様?」
「藤姫殿」
「悲鳴嶼様が療養に来られるとは珍しいですね」
「先日狩った鬼が素早くてな。済まぬ、手を煩わせる事に…」
「いいえ、お気になさらず。失礼します、血鬼術・不治露」
白藤の形のよい唇が悲鳴嶼のそれと重なる。
シュウゥゥ。
深手を負った腕の傷が癒えていく。
「あぁ、良かった。骨までは到達していないようでしたから」
「あぁ、全ての鬼がお前の様な鬼であるなら良かったのだが…」
悲鳴嶼の手が白藤の頭を撫でる。
白藤「悲鳴嶼様はたまにしかいらっしゃいませんから。不死川さんなんてしょっちゅうですよ。さ、奥へどうぞ?」
スッ。
客間の座敷に案内するとそこにはもう一人の人物が。