第21章 芸術作品$
「そう!おっしゃる通り!!この作品には五人の刀鍛冶を贅沢に!!ふんだんに使っているのですよ。それ程感動していただけるとは!!さらに刀を刺すことにより"鍛人らしさ"を強調しております。この火男の面も無情感や不条理を表現するために残しました!!」
グイッ。
「そして、極めつけはこれ!!このように刀を捻っていただくと……」
「ギャアアア!!」
「……!!」
「うわああ、やめろ---っ!!」
嬉々として玉壺が語りだす。
「どうですか。素晴らしいでしょう?断末魔を再現できるのです!!」
「悪趣味だね…」
「私は境地に立ったのです。この娘を手に入れてさらに作品に美しさを込めるのです!!まずは口に猿轡を噛ませ、邪魔な服を剥ぎ取ります」