第21章 芸術作品$
ヒュ。
宇髄の前から突如、積怒が消える。
ドン。
「ゲッ」
錫杖の雷。
こればっかりは避けようがねえ。
「クソっ!!」
コイツらの連携、生半可じゃねぇ。
「竈門妹、不死川弟を錫杖から離せ!!」
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「ヒョッヒョ。初めまして、私は玉壺と申す者。殺す前に少々よろしいか?」
バッ。
身体中に生えている手を広げ、玉壺か歓迎の意を表す。
「今宵のお客様には是非とも私の作品を見ていただきたい!」
「作品?何を言っているの?」
時透が首をかしげる。
「ではまずこちら、"鍛人の断末魔"でございます!!」
「ヒッ!!」
「御覧ください、まずはこの手!刀鍛冶特有の分厚い豆だらけの汚い手を。あえて!私は前面に押し出しております!」
「金剛寺殿、鉄尾さん、鉄池さん、鋼太郎…」
「あああ…鉄広叔父さん…!!」