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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第21章 戦闘開始


宇髄が相手をしていたはずの可楽が二人の行方を阻む。



「特にそっちの娘。気に入った。喰らってやろう」



ニヤリと笑い、舌舐めずりをする可楽。

目を付けられたのは、白藤。



「白藤、離れろ!!」



宇髄の制止を聞かず、白藤が玄弥を突き刺しにしている哀絶に向かい、手を伸ばす。

絶対死なせない。



玄弥に手が届くより早く、可楽の腕が白藤の両腕を絡めとる。

すぐに逃げ出さないようにと白藤の腹に穴を空ける。


「げほっ…」

「なかなかに再生速度が速いな。おもしろい」


剥き出しになった白い肌に可楽が牙を立てる。

がりっ。



「白藤ー!!」



噛まれた肩口から血が吹き出す。



「つぅ…!!」



が、喰らった可楽がすぐに口を離す。



「うっ、げええっ!!何だコイツ。藤の毒にやられてやがる!!」

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