第21章 戦闘開始
ドンッ。
錫杖を床に叩き付けると雷撃に襲われる。
バリバリ。
あの、錫杖……!!
まずい、意識が。
屋根に誰か、玄弥。
ドドン。
衝撃音に炭治郎が驚く。
炭治郎「!?」
ババン。
玄弥が銃で鬼たちの頸を落とす、が。
玄弥「ちっ」
一匹仕留め損ねた。
まだ、辛うじて頸が繋がっている可楽に玄弥が向かって行く。
「おおおお。これは楽しい、おもしろい。初めて喰らった感触の攻撃だ」
銃撃をまるで愉快そうに笑う。
ダン。
「玄弥駄目だ!!どんなに強い武器でもこの鬼は倒せない!!」
炭治郎の発言を他所にとどめを刺すべく、玄弥が腰の日輪刀を抜く。
ザン。
「斬ったら斬っただけ分裂する。若返ってる!!強くなるんだ!!頸を斬らせるのはわざとだ!!」
この鬼の急所は頚じゃない!
「何だぁ、ド派手な音立てやがって、テメェら上弦か?」
「宇髄様!!」