第21章 芸術作品$
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「不味いな…」
竈門も戻って来ないし、白藤は飛ばされた。
数では勝っているが、ここにも鬼が二体いる。
哀絶と確か積怒。
積怒は雷を落とす錫杖で攻撃、哀絶は手にしている矛で斬撃を繰り返していく。
何か、ないか?
この二体に勝つ方法は?
不死川弟と竈門妹を使いながら、ここは俺が抑えなきゃならねぇ。
「いっちょ、派手にやるかぁ」
ペロリと舌舐めずりをして、宇髄が積怒相手に距離を取る。
「音の呼吸・壱ノ型 轟!!」
ドン、ドン。
宇髄の呼吸を皮切りに玄弥も哀絶相手に銃弾を打ち込む。
「俺の名前は不死川玄弥。しっかり覚えろよ。テメェを殺す男の名前だァ」
「ひゅう。良いじゃねぇか。不死川弟。派手に気に入った!!竈門妹、不死川弟とアイツの相手頼むぜ!!」
哀絶を二人に任せ、積怒の錫杖を封じ込むべく、宇髄が動く。