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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第20章 終ぞ、願いは叶わずとも$(継国巌勝裏夢)


白藤は静かに巌勝の話に耳を傾ける。
そう、そんな日々が続いていた。


いつしか、それが日課になっていた。


隊士の中にはお前たちは熟年夫婦かという者たちもいたが、二人は気にする風でもなく。



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藤の花の屋敷、客間にて。

ただ、一度だけ。



「済まないな」

「何がですか?」

「私なんかと噂になって」

「気にしてらしたんですか?」



巌勝が頭を下げたので、白藤はわたわたしてしまう。



「お前が迷惑だろう。ただでさえ、最近私としか情交も交わしていない……」

「私はそれで事足ります」

「しかし…」



私は性を喰らう鬼だ。



「私は巌勝様が言うような立派な人間ではありませんし…」

「私はお前が不憫でならない…」


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