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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第19章 戦闘開始


ここで足を止める理由はない。
里全体が襲われているなら、まず里長。技術や能力の高い者を優先して守らなければ。

「げぅっ!!!」

人のためにすることは巡り巡って自分のために。

ザン。

子鉄少年を捕まえていた鬼の腕が斬り落とされる。

「うぐっ」

受け身をとれずにその場に倒れた子鉄少年の目の前に。

「邪魔になるから、さっさと逃げてくれない?」

時透が助けに入る。

ザン。

びちびちびち。

頸と思わしき場所を斬っても体が崩れず再生。

じゃあ、こっちか。

バカっ。

鬼の近くにあった媒介と思われる壺を破壊する。

ボロ…

鬼の体が崩れる。

壺から力を得ていた…
やはり血鬼術で作られたもの。

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