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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第19章 馳(は)せる


あんな小さな体で。



「あれです。あれが…俺の先祖が作った戦闘用絡繰人形。縁壱零式です」

「…………様」



白昼夢を見たような顔をした白藤を見て、宇髄は声をかけた。



「白藤、どうした?」

「いえ…すみません、先に戻ります」

「戻るって、おい…大丈夫か?日が…」



日光を気にして、宇髄が呼び止めてくれているのに、私はそのままふらふらと歩き始めた。


間違いなく、縁壱様だった。



「白藤さん良かったら、これ使って下さい」

白藤「ありがとうございます…」



炭治郎の羽織を借りて、宿まで戻る。


何だか大分時間がかかってしまったように思う。




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「お前、大丈夫か?顔真っ青だぞ」

「宇髄様…」



いつの間に戻って来たのだろう。
さすが元忍。



「どうしたのだ、藤姫殿」

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