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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第19章 馳(は)せる


「何だ、人形かよ」

「ただの人形じゃありません。俺の先祖が作ったもので、百八つの動きができます」

「へぇー!!すごいね!」

「人間を凌駕する力があるので戦闘訓練に利用してるんです」




道すがら子鉄少年が説明してくれるのを、炭治郎が律儀に受け答えしている。




「そうか、彼は訓練のために。それを…」

「はい…だけど老朽化が進んで壊れそうなんです。あ。たぶん、こっちです」




少し開けた場所に出ると、絡繰人形と訓練する少年が一人。




「彼は…?」




木陰から出ないように気を付けながら、白藤は宇髄に問いかける。

「ありゃあ、時透じゃねぇか」

「あぁ、最年少の…」




ぎゃぎゃぎゃぎゃ。


それにしても、見事な体捌きだ。


不規則な動きをする絡繰人形相手に見事に対応している。

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