第18章 蜜璃の悪戯$(甘露寺百合裏)
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静かに襖を開けると、そこには小さな唐櫃が置いてあった。
好奇心から甘露寺は唐櫃の蓋を開けた。
中に入っていたのは長命丸と書かれた四つ目柄の紙と薬方紙。
長命丸といえば江戸時代から伝わる媚薬の一種である。
どうやらこれは塗り薬のようなので、甘露寺は中身を取り出し、くるりと踵を返す。
絶頂出来るのであれば、なんでも良いのだ。
甘露寺は白藤の元へ戻ると、塗り薬を自身の蕾に塗り、先程の様に蕾同士を擦り合わせる。
すると、たちまち。
先程以上に暑くなり、玉のような汗が額に浮かぶ。
「はぁ、あぁんっ……!!///」
少しの刺激で腰が跳ねるくらいに敏感になる。