第18章 蜜璃の悪戯$(甘露寺百合裏)
「白藤ちゃん、私、もうダメぇ…!!///」
鼻にかかる嬌声を上げて、甘露寺は果てた。
はぁはぁと荒い息を継ぎながら、横になると身体を無断で使われていた白藤が目を覚ました。
「甘露寺、様……?」
何故、裸?
私も、脱がされ、て?
それに、何で……
「何か……盛りました……?」
身体の奥が熱い。
物足りなくて疼く感覚……
かさ。
指先に触れた紙に描かれた紋章に白藤が顔を顰める。
間違いない。
『四ツ目屋の長命丸』
白藤にとっては幾度となく使用されてきた馴染みの媚薬である。
女慣れのしていない隊士に使っていた事もあったなぁと当時を振り返りながら。
けれどもと頭を振る。