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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第17章 馳(は)せる


「おう、煉獄。これから任務か?」

「あぁ。甘露寺との合同任務になりそうだ」

「お前と甘露寺なら息ぴったりだな」

「まぁな。それより、どうしたんだ?」

煉獄が白藤の顔を覗き込む。

「あの人形…知り合いに似ていたもので…」

「あぁ、あの妙に迫力のある絡繰か?」

「壊れかけていたのもあって、ちょっと気持ち悪くて…」

「まあ、確かにな。目ん玉剥き出しだったし…」

「藤姫殿、少し部屋で休んでいるといい」

わしわしと髪を撫でられる。

「杏寿郎様…」

「無理は良くないぞ?」

「………はい」

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