第17章 馳(は)せる
$$$
炭治郎と時透の舌戦後の森の中。
「あ、白藤さん起きてらしたんですね」
「炭治郎君、おはようございます」
「白藤さん首に…」
白藤の首筋に赤い痕を見つける。
「何か?」
「バカ、お前…///」
玄弥が炭治郎の口を手で塞ぐ。
「………」
この様子。
犯人は宇髄だろうか?
どうやら昨日の行為の際に痕を付けられたらしい。
「そう言えば、白藤さんから宇髄さんと煉獄さんの匂いがするんですが…」
恐るべし、炭治郎の鼻。
「えー…と?」
「別に隠さなくても良いんじゃねぇか?」
「宇髄様?」