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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第17章 秘湯を求めて$(宇髄&煉獄裏夢)


「甘露寺様、出ましょう」

「えー、仕方ないわね」


誰かに覗かれているのを分かっていて入る者は居ない。

二人はその場を後にした。



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甘露寺の部屋前の廊下。



「甘露寺様、髪乾かしますね」

「わー、ありがとう。終わったら白藤ちゃんのもやってあげるわね」



何はともあれ、お風呂上がりの気分は良いようで、甘露寺がにっこり笑いながら白藤に話しかける。



「いえ、私は…」

「にしても、覗きなんて許せないわ。ねぇ、白藤ちゃん!」

「そう、ですね…」



柱の風呂を覗くとは命知らずも居たものだ。



「あら?煉獄さーん、宇髄さーん」




ブンブンと手を振る甘露寺。




「甘露寺、それに藤姫殿ではないか!」

「杏寿郎様と宇髄様も温泉に?」

「何だよ、二人とも先に入って来たのか?」



浴衣姿の二人を見て宇髄が声を上げる。



「はい」

「気持ちよかったよねぇ。白藤ちゃん」


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