• テキストサイズ

鬼滅の刃R18 藤の花嫁(冨岡夢)

第80章 家族の形$ 其の二


「あー、う!」

「本当に、小さい義勇さんみたい」



可愛いと言いながら勇輝哉を抱きしめる彼女を見て、複雑な気持ちになる。



「義勇さん、どうしましたか?」



気落ちしているのを悟られたのか、こちらを覗き込んでくる白藤に「大丈夫だ」と伝えようとして、けれども唇を引き絞った。


我が子に嫉妬するとは我ながら大人気ない限りではあるが、それでも……



「俺の事も……」



掠れた声は本当に小さくて……



「……義勇さんも、勇輝哉も私の大事な家族です」



腕に勇輝哉を抱いているから、白藤は俺の胸元に顔を寄せる。


下から見上げるようにして、顔を覗き込んでくる彼女を抱き竦(すく)めて俺は深呼吸をした。



「義勇さん。今日は藤の屋敷に行きましょうか」

「は?」

「その……私も、久しぶりに義勇さんと二人っきりになりたいな、なんて……///」



はにかむ彼女が可愛く見えて、冨岡は二つ返事で承諾すると、直ぐに出立準備を始めた。


/ 2036ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp