• テキストサイズ

鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第75章 祝福の白は青と交わる$(冨岡裏)


$$$



「蝶屋敷で働く?本気ですか、珠世様」

「ええ。今でも、しのぶさんの負担が大きいし、それに一人より二人の方が出来ることも増えるものですよ」

「珠世様は人間に対して甘いです。そんなに早く信用出来るものですか?」

「あら、心配?」

「珠世様に悪い虫が付きそうで嫌なだけです」

「そうね。でも彼女達もそれは同じかも」



愈史郎はそれを聞いてアオイを思い出す。



「ちっ」

「愈史郎?」

「何でもありません……」



でも、蝶屋敷に男手が不足しているのは確かである。


あの女もいると思うと気に入らないが、給金も出ると言われれば、悪い条件ではないのも事実であって……



「珠世様も一緒というならば」



と、彼もようやく重い腰を上げたのである。


/ 1984ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp