• テキストサイズ

鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第77章 咲くは朱なれど散るは白


「白藤大丈夫か?」

「義勇さん」

「あまり無理をしてくれるな。寿命が縮む……」


ため息混じりに呟く冨岡が何だか愛おしく思えて、白藤の口許がほんの少しだけ緩んだ。


「………義勇さん」

「何だ?」

「珠世さんは私が治療します」

「な……分かった」


半ば根負けした冨岡を見て炭治郎が声を荒らげる。


「良いんですか、冨岡さん!!」

「鬼の治療を任せられるのは白藤だけだ。それに相手は無惨と得体の知れない術者。戦える者には前線に立ってもらわねばならない……」

「それは……」



確かに、そうだ。

でも……

/ 1846ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp