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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第72章 乞い願う、光を求めて


雰囲気の変わった白藤は凛とした声で祝詞を唱える。


「白藤さん?」


別人の様な彼女を炭治郎はただ呆然と眺めていた。


「天津神々、国津神々、我が願いを聞き届け給え!!」


唱え終わると共に、柏手を打つ。


パン!


今の私に昔のような力は無い。


術を行使するには霊力の代わりに寿命を対価にする。

鬼となった私としても、ここまで年月が経った今持ちこたえられるか……


「祓え給え、浄め給え」


無惨の身体が光に包まれる。


「何だ、これは……私の体は……」

「身体が人に戻ろうとしているのですよ」

「白藤……?」


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