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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第72章 乞い願う、光を求めて


身を呈して無惨を庇おうとする彼女に炭治郎だけでなく、煉獄も困惑する。


「藤姫殿!!何故無惨を庇おうとするんだ!!」

「この方は……私と同様に、鬼にされただけ……恨むべきは、そちらにいる男!『蘆屋道満』です!」

「なるほど。陰で糸を引いていたのはその男という事だな!」

「おい、煉獄!!」



そんな簡単なことじゃねぇだろっ!!



「だが、彼女の言葉に偽りはない。それはいつも藤姫殿が俺たちに真実を話してくれていたからだ!!」



確かにそうだ。



「白藤……」



俺は、そんな彼女に惹かれたんだ。


『動け』


そう念じて、地を蹴る。


彼女の守りたいものを俺も信じる。



「義勇さん……」

「白藤、下がれ。俺もお前を信じる」


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