• テキストサイズ

鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第72章 向かう白、揺蕩う藤色


「ここの警邏は俺が全うする。宇髄。すまんが藤姫を見つけたら、こちらへ連れてきて欲しい」


「白藤を?」


「あぁ。あまね様と御館様は残念だが、ひなき様とにちか様はまだ辛うじて息がある」


「そういうことね。了解。と、こっちにもおいでなすったようだが……」




雑魚鬼の大群がこちらへ向かってくる。




「案ずるな。お前が通るための道くらい作ってやる」



こうして見ると、やっぱり親子ってヤツだよなぁ。



「炎の呼吸 伍ノ型 炎虎!!」



技の発動と同時に躍り出た炎の虎は、鬼達を瞬く間に消し炭にしていく。



「輝利夜様達の身の安全は俺が全責任を持つ。それと宇髄。頼む、杏寿郎達と無惨を討伐してくれ」


「俺相手にそう畏まって頭なんか下げんなよ。そういう所、あんたら親子は似たもん同士だよな。だから、ちゃんと任されてやるよ」


そう言って、宇髄は風の如く駆けて行った。

/ 2015ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp