• テキストサイズ

鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第75章 折れない心


「戻って来やがれ、炭治郎!!」


善逸の後は伊之助が。


炭治郎を取り巻く輪のように陣形を組む。


ダッ。


「白藤さんっ!!」


今の炭治郎が鬼ならば、私の藤の毒が効くかもしれない。


「藤霧!!」


冨岡の傷を肩代わりした直後だからだろうか?

いくら再生したとはいえ、能力の重ねがけは不味かったか……

効いたかは分からなかったが、目眩しにはなるだろう。


「白藤さん!!」

「玄弥君……」


渇く。


恐らく私の体はもう飢餓状態なのだろう。


以前のように、所構わず、目交れば、渇きは収まる。

でも、今この状況では、それは叶わない。


『白藤』


この声は。

先程、私と一つになった、鬼舞辻無惨の声だ。

/ 1830ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp