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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第75章 折れない心


「蘆屋道満……」

「珠世様?」


愈史郎はこんなにも怒りを顕にした珠世を目にしたことは無い。


「私の復讐を台無しにした挙句、新たな鬼まで…」

「炭治郎君!!」

「白藤さん!!危ないです、下がって!!」


珠世の制止を振り切り、走り出す白藤。


「貴方は鬼殺隊員でしょう?鬼を殺しても、鬼になってはいけない……戻ってきてください……」

「白藤!!どけっ!!」


不死川が炭治郎と白藤の間に滑り込む。


「俺や玄弥に偉そうなこと言ってやがったくせによォ、妹を助けるんだろ!!お前そんなんで、本当に長男かよ!!」

「ぐっ……」

呻(うめ)き声のような、くぐもった声がする。


「禰󠄀豆子……」

「そうだ。禰󠄀豆子を助けるんだろう?お前まで鬼になっては意味が無いだろう!!」

「義勇さん……」

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