• テキストサイズ

鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第75章 折れない心


「何言ってるんですか?炭治郎は人間です!鬼であるはずがない!!」


でも、あの瞳が、耳飾りが、痣が。

炭治郎なのだと。

理解しがたい現実に愈史郎さえも声を荒らげる。


「答えろ、炭治郎!!」

「白藤。その薬を俺に」

「義勇さん?」

「炭治郎の目を覚まさせる……」

「ですが、それでは義勇さんが……」

「必ず戻る。お前の元へ。それに炭治郎は俺の弟弟子だ。責任は取らなければならない……」


たとえ、炭治郎の命を奪うことになっても。


「義勇さん!!」


その声に炭治郎が反応する。

手に入れたかった、者。

そして、それを阻(はば)む者。

炭治郎はその瞬間、冨岡を敵と認識した。

/ 1846ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp