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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第74章 誰がために…


猗窩座を倒した後、炭治郎と煉獄もまた無限城の回廊を彷徨(さまよ)っていた。

炭治郎の鼻を信じて進もうとするも、血の匂いの充満しているこの城の中では炭治郎も手こずっているようだ。

煉獄は焦る炭治郎を宥(なだ)めつつ、ゆっくりとでも進む意志を伝える。



産屋敷邸の一室で、鱗滝に見守られながら、禰󠄀豆子は眠りについていた。

しのぶに言われ、必死に禰󠄀豆子の元へと駆けるカナヲ。

長い夢から目覚めた禰󠄀豆子はカナヲの後を追い、無限城へと駆け出す。

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