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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第14章 好きって何ですか?$(冨岡裏)


「うにゅ…あ、冨岡しゃん。羽織れきました…」



ごしごしと目元を擦る白藤に。



「無理をさせたな…ゆっくり休め…」



ぐきゅう。

珍しく腹の虫がなったのを自覚して、白藤は赤面した。



「?」

「お腹空きました…冨岡さんも何か食べますか?///」

「別に…」



からら。かぱ。



厨の戸棚を開けて食材を見繕う。

頂き物の塩漬けの鮭を見つけた。


野菜は壺に保存している物を古い順に使うとして……



「うーん、冨岡さん。鮭大根とか如何、ですか?」



心なしか目が輝いていたような。



「すぐに用意しますね」



トントントントン。


安定した包丁の音に、本当に準備しているのだと気付かされる。


数十分後。



「はい、どうぞ」



コトと置かれた器には本当に鮭大根が用意されていて。



「お口に合えば良いんですが…」



モグモグと咀嚼する冨岡の横顔を眺めながら、自らも箸を進める。

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