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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第14章 好きって何ですか?$(冨岡裏)


「白藤さん!?」


涙が!

どうしよう、俺が余計なこと言って泣かせてしまったのでは……!!


「すみません。自分でもよく……」


「いえ!!俺が…!!」


「炭治郎君。ありがとう、お陰で少し分かった気がします」


ほんの少しだけ晴れやかな微笑を浮かべる白藤に炭治郎の心が鼓動が跳ねた。


ああ、やはり。

この人は美しい。



$$$



「できた……」



結局丸一日かかってしまった。



特徴的な羽織の破れた箇所を直すのには流石に骨がおれた。

柄が派手なだけにあて布が無く、糸から縒って修正した。

気の遠くなるような作業をしていたので、肩と目に負担が来た。




流石に疲れた。




うとうとと羽織を抱いたまま睡魔に襲われる。

何故だろう。
不思議と心地良い。




$$$




一日で仕上がると言われ、藤の花の屋敷に羽織の受け取りに向かうと。


仕上がったであろう、羽織を抱いたまま、すうすうと寝息を立てている白藤を見つけた。



「寝ているのか…?」


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