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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第72章 邂逅、別離


「始めるぞ」

「はい!霞の呼吸 伍ノ型 霞雲の海」

「その技はもう効かんぞ」

「月の呼吸……」

「水の呼吸 肆ノ型 打ち潮」

「風の呼吸 壱ノ型 塵旋風・削ぎ!!」

「それで畳み掛けたつもりか。月の呼吸 伍ノ型 月魄災渦」

掻い潜れ。

前に進め。

あの鬼の頸を。

「なめるな、とかくこの世は弱肉強食。俺が上弦の壱である限り、負けは有り得ん……」

「弱肉強食……確かになァ。だがなァ、最期に立ってる奴が勝者なら誰にも文句を言わせねェだろ?」

「そんなに安直な考えでは……足を掬(すく)われるぞ」

「ならばそれを上回る破壊力で相対峙(あいたいじ)よう。岩の呼吸 弐ノ型 天面砕き!!」

成程。

連携を強め、俺に一撃をたたみ掛けるつもりか。

だが、近づけなければ反撃は……

グオン。

紙一重で悲鳴嶼の鉄球を躱(かわ)した黒死牟。

あと一瞬、反応が遅れていたら危なかった。

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