• テキストサイズ

鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第72章 邂逅、別離


「やれんだな?」

「はい」

黒死牟に向かい、無一郎が歩き出す。

「冨岡ァ。白藤の手離すなよ」

「あぁ。白藤、どうした?顔色が悪いぞ」

「義勇さん……いえ、やっぱりダメです。不死川様止めてください。あの方は………」

「だがよォ、時透だって柱の一角だぜ?」

不死川の言い分も分かる。

たが、あの方は全盛期のまま鬼になった痣者。

縁壱までとはいかなくても。

その技量は今の柱でも、たち打ちできるか否か。

「大丈夫だァ」

「ですが……」

「時透は強ぇ。お前も知ってるだろ。信じてやれ」

「…………」

「白藤?」

「義勇さん。あの方が、私が待ち続けた方に間違いありません」

「……………その時から鬼だったのか?」

「いいえ」

「あの鬼は強いか?」

「えぇ。とても」

/ 1846ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp