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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第71章 残荷、陽炎


「猗窩座……!!」

「竈門少年、そう逸るな」

「煉獄さん……」

「杏寿郎、何か秘策があるのか?」

「あぁ。あの日の俺よりも強くなったぞ!!俺も。竈門少年もだ!!」

「煉獄さん」

でも、そうだ。

俺は、俺たちは強くなった。

あの日よりも。

「そうか。ならば二人でかかって来るが良い。杏寿郎の闘気があの日よりも跳ね上がっているのか、確かめてみたい」

不気味に笑う猗窩座。

「さあ、始めよう」

ドン!

「術式展開 破壊殺・滅式!!」

これは、あの時の!?

「竈門少年、退がれ!炎の呼吸 伍ノ型 炎虎・改 跳梁跋扈(チョウリョウバッコ)!!」

双頭の炎虎が猗窩座を目掛け、その場を蹂躙する。

「おぉぉぉ。素晴らしい。杏寿郎、やはりお前は選ばれた人間だ。『鬼になれ』そして共に戦おう」

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