• テキストサイズ

鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第71章 残荷、陽炎


「モン逸!!おい!!」

受身を取れなきゃやべぇ!!

「七つめの型?六つしか型は……畜生、畜生ー!!」

負けるのか、このまま。

よりによってコイツに負け……

スッ。

「人に与えない者はいずれ人から何も貰えなくなる。欲しがるばかりの奴は結局、何も持ってないのと同じ。自分では何も生み出せないから」

「!?誰だ、お前は」

「お前に名乗る必要は無い。だが、独りで死ぬのは惨めだな。お前は何も得られていない……おい、猪頭。コイツは俺が連れて行くから、お前は自力で上に登って来い」

流れるような身の運びで、愈史郎が善逸を受け止め、上へ駆け上がっていく。

「何だ、おい!偉そうに命令すんな!このチビ助!」

「文句言わずにさっさと登れ」

助け出される善逸を眺めながら、獪岳は灰となった。

/ 1831ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp