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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第70章 氷中の激情


ゴゴゴ……

くそ、よりによってこんな大技……

誰かがこの大仏を止めなきゃならねぇ。

この部屋も崩れそうだ。

「このデカブツは俺が相手をする!」

宇髄は大仏目掛け、鳴弦奏々を放つ。

ドガガカッ!!

少しずつ、だが、確実に睡蓮菩薩の強度が落ちていく。

イける。

やるんだ、押し切れ!!

「苦しいんでしょう?認めたらどうですか?術の精度が落ちてきていますよ」

胡蝶は冷ややかな笑みを浮かべる。

「巫山戯るな!!」

「師範、下がって!!花の呼吸 終ノ型 彼岸朱眼!!」

「いけ!カナヲ!」

鬼の近くに来たら腕が凍り始めた。

ちっ、デカブツを放置出来ない。

「嘴平!上手くやれ!!」

いや、このままじゃ押し負けるか?

「獣の呼吸 思いつきの 投げ裂きィ!!」

回転を加えた伊之助の刀がカナヲの刃を押し込む。

ググッ。

首を斬る!!

ザシュ!!

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