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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第70章 氷中の激情


「気持ち悪ぃな!ミミズ帯みてぇだ!!」

「ミミズ帯?君……堕姫を知ってるのかい?」

「あ?俺が倒した」

「俺たちだろうが!居たわ。お前以外にも!」

「そう。君らが……じゃあ。君らは俺にとっての仇だね」

「はぁ?」

何言ってやがんだ?コイツ。

「堕姫と妓夫太郎を鬼にしたのは俺なんだ。だから彼らを倒した君たちは俺の仇だよ?」

アイツらの関係者か!

「離れて下さい、宇髄さん!蟲の呼吸 蜈蚣ノ舞 百足蛇腹!!」

「うわぁ、速い速い!!凄いねぇ、しのぶちゃん。君は本当に偉いね!」

ザシュ。

童磨の扇がしのぶの腹を斬りつけた。

致命傷のはずだった。

が。

「あれ?おかしいなぁ?致命傷だったよね?」

「胡蝶から離れろ!」

宇髄も不思議に思いながらも、童磨を引きつける。

「おっさん、加勢するぜ!獣の呼吸 参ノ牙 喰い裂き!!」

「傷が……」

胡蝶自身も驚いた。

先程受けたはずの傷が塞がっている。

それと、童磨の氷で確認が取れたのだが、先程まで右頬に出ていた藤の花の痣が消えていた。

これが効果だったのだろうか。

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