• テキストサイズ

鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第70章 氷中の激情


一瞬揺らいだ心の隙を見透かす様に、童磨の扇から斬撃が繰り出される。

ズ……

「……くっ」

何とか致命傷を避けたが、身体中傷だらけだ。

次の攻撃を受けきれるか自信は無い。

「しのぶ!」

伊之助が叫ぶ。

「そっちは覚えてんのかよ……」

「しのぶから離れろ!イカレ野郎!!」

童磨に突っ込んでいく伊之助。

伊之助の登場で膠着していた闘いが動き出す。

宇髄にとっては好都合だ。

伊之助の動きは変則的だが、遊郭の時に、ある程度把握した。

「……、しのぶ。立ちなさい、しのぶ」

姉さん……?

これは走馬燈?

私、死ぬの?

何で姉さんが、ここに?

/ 1846ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp