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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第70章 氷中の激情


「氷!?」

「胡蝶、息を止めろ!!」

「……っ!!」

肺が凍りそうな冷気。

これ以上時間が経つと本格的にヤベェな。

何か無いか……

「ガッハッハッ!!」

部屋の外から聞こえるこの笑い声……

宇髄は唇だけ笑みを浮かべる。

いい時に来やがった。

「鬼が居んのは、ここかぁっ!!」

「嘴平!!」

「あ。音のおっさん」

「おっさんじゃねぇわ!」

「また増えたのー?」

童磨はからかうように声を上げる。

「蟲の呼吸 蜻蛉ノ舞 複眼六角」

「うわぁ、君。一段と速くなったね。でも君の突き技じゃ、鬼を倒せない。やっぱり首を斬らなきゃね。あぁ、でも無理かなぁ?君小さいから」

そう、私にもっと上背があれば。

鬼の首を直接斬れたら……

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